2020年02月19日更新
疑似科学 反ワクチン 科学者

科学者がどんなに「事実」を並べても、"反ワクチン"が強く支持される理由がネットで話題に!

なぜ科学的な事実で、人の意見は変わらないのか?

384
0

科学者がどんなに「事実」を並べても、"反ワクチン"が強く支持される理由

アメリカ大統領選の討論で交わされた印象的なシーンがある。当時、まだ共和党の一候補だったトランプと、党内の対抗馬で小児神経外科医のベン・カーソンの討論だ。

トランプは子供のMMRワクチン接種と自閉症に関連があるという、有名な”疑似科学”を自説として展開し、このように語った。

「実例ならたくさんありますよ。私どもの従業員の話ですが、つい先日2歳の子が、2歳半の可愛らしい子供が、ワクチンを受けに行った一週間後に高熱を出しました。その後ひどく悪い病気になり、今では自閉症です」

カーソンはいくつもの研究論文があり、トランプが主張しているような事実はないと反論した。たとえトランプのエピソードが事実だったとしても、ワクチン接種と関係していることにはならない。他に考えられる要因があるからだ。

この討論を100人の科学者がジャッジメントしたら、100対0でカーソンが勝利する。しかし、民意は……
引用元:www.huffingtonpost.jp(引用元へはこちらから)

なぜ科学的な事実で、人の意見は変わらないのか?

多くの知性派は世界を憂いている。

一体なぜ、ここまで事実が積み上がっているのに、あるいは事実は確固としてあるのに、彼らの意見は変わらないままなのだろうか、と。

反ワクチン運動、トランプ支持、イギリスのEU離脱、世界の潮流となっているポピュリズムの嵐、彼らを駆り立てる反エリート主義、そしてフェイクニュース……。その度に、こう嘆きたくなる人は決して少なくないはずだ。

そうした疑問に科学的に答えた一冊がある。

イギリスの若き認知神経科学者、ターリ・シャーロットは『事実はなぜ人の意見を変えられないのか』(白揚社、2019年)だ。彼女が示すのは、科学的に積み上がったエビデンスが示しているのは、科学的な事実をいくら突きつけたところで、人の意見を変えることは難しいということだ。

SNS でよく見られるように、疑似科学には「〜〜は間違っている。エビデンスはこれ」といった指摘をすればいいという意見、報道機関のファクトチェックによってフェイクニュースに対抗できるという発想は、それそのものが危うい。
引用元:www.huffingtonpost.jp(引用元へはこちらから)

科学者としてはNO。でも母親としては…

実は冒頭に記したトランプの言葉は、シャーロットが本の中で記述した一場面だ。

繰り返しになるが、トランプの主張は科学者なら誰しも否定する事実無根のものだ。科学者であり、二児の母親でもある彼女は、関連する論文を読み、当然ながらワクチン接種と自閉症は何ら関連がないことを知っている。

しかし、シャーロットはここで困惑する自らの姿に気がつく。トランプの発言を聞きながら「どうしよう、MMRワクチンを接種したうちの子供が自閉症になったら……」と思ってしまう。彼女はトランプの偏見と直感だらけの発言に、不安を掻き立てられてしまった。
引用元:www.huffingtonpost.jp(引用元へはこちらから)

スポンサーリンク

スポンサーリンク

事実よりも感情?

その要因は、どこにあるのか。彼女は冷静になって、考えてみる。

答えは出た。カーソンは「知性」にのみ訴えたが、トランプはそれ以外のすべてに訴えかけていた。

あらゆるファクトが示すのは、トランプが間違っているという事実だ。しかし、現実にはトランプの訴えのほうが人々の心に突き刺さり、シャーロットのような極めて高い知性の持ち主の心も動かす。

ここに時代の真理がある。

事実はかくも弱く、事実を明示したところで、真逆の信念を持つ人を説得することはできない。

それどころか、知性に寄りかかり、事実を示すだけでは、偏見と直感に負ける。事実よりも偏見まみれの言葉のほうが人々の感情を突き動かす。

これでは、事態の改善は絶望的である。

事実をいくら積み重ねても人は説得されず、それどころか感情に訴えたほうが効率よく人を動かすことができるのだから。
引用元:www.huffingtonpost.jp(引用元へはこちらから)

ではどうすれば対話できるのか?

シャーロットはそれだけで話を終わらせることはしない。

説得されない相手と、どう対話できるのか。

人はあらかじめ持っている信念、感情、インセンティブ、主体性などのいくつかの要素で物事を判断する。

ワクチン接種も同じだ。反対する人々はワクチンには「ネガティブな副作用」があるはずだ、という信念を持っている。

これらをいくら否定し、その信念を変えようとしたところでかえって意固地にしてしまう。そこで、カリフォルニア大学ロサンゼルス校などの研究チームが試みたのは、「MMRワクチンで自閉症を引き起こさない」と説得する代わりに、このワクチンが子供を死に至らしめる多くの病気を防ぐという事実を強調する方法をとった。
引用元:www.huffingtonpost.jp(引用元へはこちらから)

対立ポイントよりも共通点を見つける

スポンサーリンク

スポンサーリンク

これが力を持った。理由もはっきりとわかった。

彼らの方法の最大のポイントは、ワクチンを巡って見解が対立する部分に着目するのではなく、共通の利益=子供の健康に着目したことだ。医師も両親も子供が不健康であればいいとは思わない。

副作用の不安を払拭しようと、それに反対するエビデンスで説得するのは逆効果だが、子供たちを「重病から守るワクチンの力」を強調したほうが抵抗は少なく、最大の目的に近づく。

エビデンスを固めて説得するよりも、迂遠なようだが共通点を見出し、別のファクトを強調したほうがうまくいくかもしれない。
引用元:www.huffingtonpost.jp(引用元へはこちらから)
もう一つのヒントがある。人を説得するときに「恐怖や不安」を強調するのも逆効果になる場合がある。恐怖や不安は、かえって望ましい行動を抑制してしまうという。その代わりに、人はインセンティブとして別の報酬を設定すると、進んで望ましい行動をとる。

対立する相手の行動を変えてほしい、とメッセージを発信するとき、どこかで恐怖や不安をつかっていないだろうか。望ましくない未来がやってくるぞ、と発信していないだろうか。

事実だけで人は説得できない。だが、事実を元にした人を説得するための回路は開かれている。それは、インターネット時代の課題として突きつけられている、分断を乗り越える回路になるかもしれない。
引用元:www.huffingtonpost.jp(引用元へはこちらから)

みんなの反応

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

その他の新着

【悲報】不倫系芸人・東ブクロ(さらば青春の光)、突然SNSを全部閉鎖  まさか芸能界引退か?

5月に入ってからも閲覧できる状態だったが、5日夜段階で、ツイッターは「このアカウ...

【火事】福島県福島市矢剣町付近で火事発生!「 東邦銀行本店近く火事じゃない!?」

2021年5月6日(木)、福島県福島市矢剣町付近で火事が発生した模様です。 Tw...

【システム障害】auじぶん銀行が通信障害! 5月4日まで実施されたシステム更新との関連は!?

2021/5/6 auじぶん銀行が通信障害を起こしています、それに関するツイッタ...

【フェミ】石川優実、建設的意見をした高校生に対し仲間と一緒に叩きまくり 「下劣な人間」とまで罵倒する

kutoo運動に賛同する高校生が、石川さんのTwitterのやり方に建設的な意見...

【悲報】米紙(ワシントンポスト)日本に五輪中止促す 、バッハ会長を「ぼったくり男爵」呼ばわり

米有力紙ワシントン・ポスト(電子版)は5日のコラムで、日本政府に対し東京五輪を中...

【政府の減便要請】間引き運転で山手線地獄絵図 「間引き運転どころか増発しないといけないレベルの混雑」

6日放送のテレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜・午前8時)で、大型...

アクセスランキング

【炎上】BTS・ホソクの姉のホビヌナさん、結婚式の写真流出に抗議!自分はドレス姿をインスタで公開

世界から人気を集めるBTSのメンバー、J-HOPEの実姉でファッションインフルエ...

【火事】千葉県八街市八街ほで火事発生! 「原木工所付近で火事」

2021年5月5日(水)、千葉県八街市で火事が発生した模様です。 Twitter...

【魚拓】女性ファッション誌RayのWeb記事で「『パパ活』 顔合わせのポイント」が特集されてしまう

パパ活で最も大切なのが『顔合わせ』。第一印象で勝負は決まると言っても過言ではあり...

【喧嘩】東海道線 戸塚駅で客同士が殴り合い! 発端はマスクの着用有無か?? 

東海道線 戸塚駅で客同士のトラブルが発生しました。 現在運転の運転見合わせ・遅れ...

【訃報】映画プロデューサー・及川淳さん 咳をした人と会食し、コロナで自宅で死亡 最後のLINEが話題

 新型コロナ「第3波」が猛威を振るっていた今年1月、東京では、診察も受けられない...

TikTokのALCO死亡は本当?ネタでなく誹謗中傷で亡くなったってマジ!?みんなの反応まとめ

TikTokの「@alco888alco」というアカウントで動画投稿活動していた...

まとめ作者