2020年02月22日更新
現在の武漢 配信 行方不明

【中国の闇】「これが現在の武漢ですw」動画配信していた中国人2人のTuber → その後がこちら

強まる言論の自由への欲望と中国政府の圧力

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「武漢のリアル」配信した中国人2人が行方不明

ベージュのワゴン車が、ある武漢の病院の前に停まっている。サイドと後ろのドアが少し開いている。地元で衣料品を販売する方斌氏は、そのワゴン車の横を通り過ぎるとき、中を覗いてみた。「たくさんの遺体があった」と方氏は苦しそうな声を出す。5つ、6つ、7つ、8つ。遺体を入れた袋が8つあった。「こんなにたくさんの人が亡くなっている」

方氏はこのとき、新型コロナウイルスによる肺炎が拡大している状況を40分間撮影して投稿し、ネット上の有名人になった。しかし、それから2週間も経たないうちに、方氏は姿を消した。

その数日前、別の有名な動画ブロガー、陳秋実氏も行方不明となった。陳氏の友人や家族は、陳氏が強制的に隔離されたようだと話した。
引用元:toyokeizai.net(引用元へはこちらから)

一般市民が感染の実態を投稿

2人は姿を消す前に、武漢で何十本もの動画を撮影してインターネットに流した。新型肺炎流行の中心地からの悲惨な映像だ。病院の外に続く長い列、衰弱している患者、悲しむ家族たち――。

その映像が特に衝撃的だったのは、それが中国の内側から発せられたものだったからだ。中国では政権を少し批判しただけの内容でも、すぐにインターネットから削除され、それを公開した者はたいてい罰せられる。

2人の動画が注目を集めたことは、中国に独立した報道機関が不足していることを反映している。中国では、一般の新聞は当局に厳しくコントロールされている。中国共産党中央宣伝部は、今月はじめ数百人のジャーナリストを集めて、新型コロナウイルスの報道の仕方を改めて確認した。

しかし、2人の動画は、中国でここ数週間、言論の自由への要求が高まっていることを反映してもいる。

新型肺炎の危機によって、中国中の思いがけないところから、批判や内省の声が出ている。複数の報道機関が、新型肺炎の流行について、辛辣な報道をするようになった。また、医師の李文亮氏が亡くなると、政府の検閲に対して中国のソーシャルメディアで抵抗が起こった。李氏は武漢の医師で、政府が新型肺炎の流行を公表する前に、警告を発していた人物だ。
引用元:toyokeizai.net(引用元へはこちらから)

中国共産党は言論統制の手綱を緩めない

中国国民の間には、新型肺炎への中国政府の対応について不満が生じており、方氏と陳氏の動画にもそれが表れている。

「突然に危機が起こると、中国国民は幅広いコンテンツや報道を求める」と、フリーダムハウスで中国メディアについて研究するサラ・クック氏は言う。フリーダムハウスは、民主主義を推進するアメリカの研究グループだ。

方氏と陳氏が行方不明となっていることは、中国共産党が言論統制の手綱を緩めるつもりがないことを表してもいる。

1月に習近平国家主席は、「世論の誘導を強化する」必要があると述べた。中国のソーシャルメディアに恐怖と悲しみがあふれる中で、国の宣伝機関は習氏の統率力を強調し、感染拡大との戦いを愛国主義の表れと位置づけ、医療関係者がテンポの速い音楽に合わせて踊る姿を流した。

人権擁護団体「チャイニーズ・ヒューマン・ライツ・ディフェンダーズ」によると、中国全土で350人以上が新型肺炎の流行に関する「噂を広めた」として罰せられたという。
引用元:toyokeizai.net(引用元へはこちらから)

「市民ジャーナリスト」として活動

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陳氏は、中国東部出身の若い弁護士で、感染拡大の前からインターネット上ではよく知られていた。彼は昨年、香港で民主主義を求めるデモが続く中で現地を訪問し、デモ参加者を中国政府が「暴徒」と呼ぶことに異議を唱えていた。

その後、陳氏はフォロワーに、中国当局が陳氏を中国本土に呼び戻し、彼のソーシャルメディア・アカウントを削除したと伝えた。

しかし、新型コロナウイルスの感染拡大のため政府が武漢を封鎖すると、自ら市民ジャーナリストと名乗る者の義務として、陳氏は「恐れずに現場に行かないのであれば、ジャーナリストとは言えない」と言い、武漢に急行した。

数百万人の視聴者がいる陳氏のYouTube動画で、陳氏は家族を亡くした地元の人たちにインタビューをし、治療を待つ女性が倒れる瞬間をとらえ、検疫所に転用された展示場を訪れた。陳氏は、噂を広めたとして、中国の有力ソーシャルメディアである微信から閉め出された。しかし、彼は自分が直接に見たり聞いたりしたことしか投稿しないと断言する。

時間が経つにつれ、いつもはエネルギーにあふれる陳氏が緊張感を見せるようになった。1月30日には動画でこう話している。「恐ろしい。目の前にはウイルス、後ろには中国の法律と行政の力が迫っている」。

陳氏は、当局が両親に連絡を取り、陳氏がどこにいるかを尋ねたと言った。すると突然、陳氏は目に涙を浮かべ、カメラを指さして出し抜けにこういった。「死ぬことさえも怖くない。中国共産党、僕があなたたちを怖がっているとでも思うのか」。

2月6日、陳氏の友人たちは陳氏と連絡が取れなくなった。有名な格闘家で、陳氏の友人でもある徐暁冬氏は2月7日に動画を投稿。徐氏によると、陳氏の両親は「あなたたちの息子は隔離された」と言われたという。陳氏には何の症状も出ていなかった。
引用元:toyokeizai.net(引用元へはこちらから)

次第に発言が政治的に

陳氏とは異なり、方氏は新型コロナウイルスの拡大前はほとんど無名だった。彼のYouTubeへの投稿は、伝統的な中国服に関する熱のこもった動画などが中心だった。

だが、感染が拡大すると、方氏は無人になった武漢の道路や、混雑した病院などの動画を投稿し始めた。陳氏の動画は字幕がつけられ、きっちりと編集されていたのに対し、方氏の動画はそれほど洗練されたものではなかった。それでも、方氏の動画も陳氏の動画と同様に、次第に捨て身になり、大胆になっていった。

2月2日、方氏は役人が彼のラップトップを押収し、遺体を入れた袋の映像について尋問したことを話した。2月4日には、自宅の外にいる人々を撮影した。彼らは質問をしに来たと言っていた。方氏は彼らを追い払い、できるものならドアを壊してみろと挑んだ。

最後のほうの動画では、方氏の言葉は明らかに政治的になった。その度合いは、中国では、少なくとも公の場では、まず聞かれないものだった。自宅で撮影された動画で、方氏は自分が私服警官に囲まれていると言い、「権力への欲望」と「独裁政治」を激しくののしった。

最後の動画は2月9日に投稿され、わずか12秒の長さだった。その映像では1枚の紙が映され、そこにはこう書かれていた。「全市民、抵抗せよ。力を人民の手に取り戻せ」
引用元:toyokeizai.net(引用元へはこちらから)

2人の動画投稿の意義

香港中文大学の准教授でジャーナリズムが専門の方可成氏によると、方氏と陳氏の動画は、世界中に大勢の視聴者がいるが、中国国内でどのくらい見られているかはわからないという。2人とも主にYouTubeとツイッターを使っていたが、両方とも中国ではブロックされている。

医師の李氏の死に関してネット上に悲しみと怒りが噴出している一方で、陳氏と方氏が消息を絶ったことは、即座に中国のソーシャルメディア上ではもみ消された。2月14日に中国版ツイッターと言われる微博(ウェイボー)で2人の名前を検索してみたところ、ほとんど何も検索結果が得られなかった。

それでも、2人の動画や武漢で報道しているプロのジャーナリストの力を過小評価すべきではない、とフリーダムハウスのクック氏は言う。クック氏が指摘するのは、新型コロナウイルス感染者の判定基準が2月の第2週に緩和されたことだ。これによって、公表される感染者数が跳ね上がった。

クック氏は、「もし彼らが武漢で報道をせず、みんなが聞いている数字は小さすぎる、と示していなかったら」、この決定はなされなかっただろうと言う。「異常な状況の中では、2人のようなとても勇敢な人たちが、国に揺さぶりをかけることができる」。

方氏は最後の方の動画で、クック氏と同じような心情を抱いたようだった。方氏は、支援し続けてくれた視聴者に感謝を述べ、自分のことをこう表現した。「1人の人間、ただの普通の人間、愚かな人間。ほんの一瞬だけ、事実を明らかにした」。
引用元:toyokeizai.net(引用元へはこちらから)

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