2016年07月06日更新
蓮實重彦 伯爵夫人 三島由紀夫賞

【動画】三島由紀夫賞を受賞した蓮實重彦さんの会見が面白すぎる「はた迷惑」「馬鹿な質問はやめて下さい」

「第29回三島由紀夫賞」(新潮文芸振興会)の選考会が5月16日に開かれ、フランス文学者で元東大総長の蓮実重彦さん(80)の「伯爵夫人」に決まった。報道陣からの質問には「馬鹿な質問はやめていただけますか」などと切り返す場面もあり、会見場は異例の重苦しい雰囲気に包まれた。

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蓮實重彦さん

出典:asahi.com
蓮實重彦

蓮實 重彥(はすみ しげひこ、1936年(昭和11年)4月29日 - )は、東京府生まれのフランス文学者(パリ大学博士)、映画評論家、文芸評論家、編集者。第26代東京大学総長、東京大学名誉教授。

受賞会見の質疑応答 (動画は一番最後にあります)

――最初に伺いますが、三島賞受賞の知らせを受けてのご心境をお願いします。

「ご心境」という言葉は、私の中には存在しておりません。ですからお答えしません。
引用元:www.huffingtonpost.jp(引用元へはこちらから)
――本日、蓮實さんは、どちらでお待ちになっていて、連絡を受けたときはどのような感想を持ちましたでしょうか。

それも、個人的なことなので申しあげません。
引用元:www.huffingtonpost.jp(引用元へはこちらから)
――わかりました。それと、今回、三島賞の候補になったとき、当然のことながら事務局から連絡があり、了解されたと思います。正直、蓮實さんが、前途を開く新鋭の新人賞に候補になったのはびっくりした。もしかしたらお断りになるのではないかと思っていたので。蓮實さんはどのような思いでお受けになったのでしょうか。

それもお答えいたしません。
引用元:www.huffingtonpost.jp(引用元へはこちらから)

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――じゃあもう一つ、別の質問を。今回、選考委員を代表して町田康さんが代表して講評を伝えられました。町田さんによると、「さまざまな議論があった中で、これまで退廃的な世界も描かれてきた蓮實さんですが、今回の作品は言葉で織り上げる世界が充実していて、小説としての出来は群を抜く」という、そのような…。

あの、質問なら簡単におっしゃってください。

引用元:www.huffingtonpost.jp(引用元へはこちらから)
――「さまざまな議論があった中で、これまで退廃的な世界も描かれてきた蓮實さんですが、今回の作品は言葉で織り上げる世界が充実していて、小説としての出来は群を抜く」という評価がありました。そういった評価についての思いは何かありますか。

ありません。
引用元:www.huffingtonpost.jp(引用元へはこちらから)
――(司会)他にございますでしょうか。

ないことを期待します。
引用元:www.huffingtonpost.jp(引用元へはこちらから)
――こういう場ですと、受賞が決まった方に「おめでとうございます」という言葉を投げかけてから質問するのが通例ですが、ちょっとためらってしまう。蓮實先生は、受賞について喜んでいらっしゃるんでしょうか。

まったく喜んではおりません。はた迷惑な話だと思っております。80歳の人間にこのような賞を与えるという機会が起こってしまったことは、日本の文化にとって非常に嘆かわしいことだと思っております。

もっともっと若い方。私は、順当であれば、いしいしんじさんがおとりになられるべきだと思っておりましたが、今回の作品が必ずしも、それにふさわしいものではないということで。選考委員の方が、いわば「蓮實を選ぶ」という暴挙に出られたわけであり、その暴挙そのものは、非常に迷惑な話だと思っています。
引用元:www.huffingtonpost.jp(引用元へはこちらから)
――いま話にでましたが、「日本文化の状況にとってはよろしくない」と。今の文学の状況について、先生の目から見て何かものたりなさを感じるようなことはあるのでしょうか。今回、ご自身が作品を発表される背景にもそういうお考えがあったり…。

いえ、それはありません。
引用元:www.huffingtonpost.jp(引用元へはこちらから)
――「もっと若い方が取るべきだ」とありましたが、ついこの間、蓮實さんは早稲田文学新人賞で黒田夏子さんを選ばれて、彼女は芥川賞をとりました。必ずしも80歳ということ(が「暴挙」)なのか。それとも別の理由なのか。黒田さんも受賞時に70代の後半を超えていらっしゃったかと思います。「暴挙」と言われる理由についてもう少し具体的にお答え頂ければ。

黒田さんは若い方ですので、一切問題ないと思います。若々しい方ですし、文学としても若々しいものであると。従って、若者的な若々しさとは違う何かがあったので、私は選ばせていただきました。
引用元:www.huffingtonpost.jp(引用元へはこちらから)
――わかりました。黒田さんの世界には若々しさがあると。私は蓮實さんの作品に若々しさを感じたのですが、そういう風にご自身で理解はされていたりしますか。

黒田さん(の作品)は傑作であり、私の書いたものは到底傑作といえるものではありません。あの程度のものなら、私のように散文のフィクションの研究をしているものであれば、いつでも書けるもの。あの程度の作品というのは相対的に優れたものでしかないと思っております。
引用元:www.huffingtonpost.jp(引用元へはこちらから)
――「相対的に優れたものでしかない」とご自身の批評、さすがだなと驚いているのですが…。

あの、おっしゃることと、質問が噛み合ってないと思います。いまおっしゃったことは必要ないと思います。
引用元:www.huffingtonpost.jp(引用元へはこちらから)

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――単刀直入に伺いたい。今回3作目ですが、執筆しようと思われたきっかけがあれば伺いたいのですが。

全くありません。向こうからやってきました。
引用元:www.huffingtonpost.jp(引用元へはこちらから)
――依頼があったから書いたという…。

は?
引用元:www.huffingtonpost.jp(引用元へはこちらから)
――依頼があったから書いたと…。

いえいえ、そうでありません。
引用元:www.huffingtonpost.jp(引用元へはこちらから)
――「小説が向こうからやってきた」ということでしょうか。

そういうことです。

引用元:www.huffingtonpost.jp(引用元へはこちらから)
――逆に伺いたいのですが。研究者の目で「相対的に優れたものでしかない」と思いながら、小説というものは書いたりできるものなのでしょうか。やっぱり何か情熱やパッションがなければ書けないと思うのですが。

情熱やパッションは全くありませんでした。専ら、知的な操作によるものです。
引用元:www.huffingtonpost.jp(引用元へはこちらから)
――先ほど「小説が向こうからやってきた」「知的好奇心」とも仰いました。「『ボヴァリー夫人』論」を書かれたことは大きかったんでしょうか。

それは非常に大きいものであったことは確かです。ボヴァリー夫人』論に費やした労力の、100分の1も、この小説には費やしておりません。
引用元:www.huffingtonpost.jp(引用元へはこちらから)
――「三島賞を与えたことは暴挙」とおっしゃったのですが、なぜ候補を断ることをしなかったのでしょうか。

なぜかについては一切お答えしません。お答えする必要ないでしょう。
引用元:www.huffingtonpost.jp(引用元へはこちらから)

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――講評には「作品として一つの時代の完結した世界を描いている」という話がありました。この作品を現代の今、書く理由というものが、蓮實さんの中にあったのでしょうか。

全くありません。というのは、向こうからやってきたものを受け止めて、好きなように、好きなことを書いたというだけなんです。それでいけませんか?何をお聞きになりたかったんでしょうか。
引用元:www.huffingtonpost.jp(引用元へはこちらから)
――80歳になられるところでしが、今年の執筆予定など決まっているものがあれば教えてください。

何についてでしょう。小説をまた書くということですか。

引用元:www.huffingtonpost.jp(引用元へはこちらから)
――小説とか、研究、批評とか。

小説を書くという予定はありません。書いてしまうかもしれません。なにせ小説というのは向こうからやってくるものですから。あと、ジョン・フォード論は完結しなければいけないと思っておりますが…。

この作品について、どなたか聞いて下さる方はおられないんでしょうか。
引用元:www.huffingtonpost.jp(引用元へはこちらから)
――何がやってきて、何について書かれたものでしょうか。文学的研究者として第三者だとしたら、どのように評価されますか。

評価については先ほど申しあげた通りです。「相対的に優れたものであり、あんなものはいつでも書ける」ということです。それから、最初の質問はなんでしたっけ。

引用元:www.huffingtonpost.jp(引用元へはこちらから)
――向こうから、何が来たんでしょうか。

向こうから来たというのは、いくつかのきっかけがあったことはお話ししておいたほうがいいと思います。

現在93歳になられる、日本の優れたジャズ評論家がおられますけれども、その方が12月8日の夜、あるジャズのレコードを聞きまくっていたという話があるわけですね。「今晩だけは、そのジャズのレコードを大きくかけるのはやめてくれ」と両親から言われたという話がありますが、その話を読んだときに、私はその方に対する大いなる羨望を抱きまして。結局、「1941年12月8日の話を書きたいなぁ」と思っていたんですが、それが『伯爵夫人』という形で私の元に訪れたのかどうかは、自分の中ではっきりいたしません。
引用元:www.huffingtonpost.jp(引用元へはこちらから)
――「書きたいなぁ」と思われたのはいつ頃でしょうか。

「書きたいなぁ」とは一度も思っておりません。
引用元:www.huffingtonpost.jp(引用元へはこちらから)
――何について書かれた作品なのでしょうか。

え?
引用元:www.huffingtonpost.jp(引用元へはこちらから)
――今回は、場所は日本ですけれども、いろいろと海外もでてくる。回想の中でいろいろな場所がでてきますし、歴史的な背景も出てきます。改めて小説的なディテールを書くときに、何かお調べになることがあったのか。それは一切なく、想像の中だけで書き進められたのか。

私の想像の中だけで書き進めたわけですけれども、同時に読んでいた書物の中から、「あ、これは面白い」と拾ったケースなどもあります。
引用元:www.huffingtonpost.jp(引用元へはこちらから)

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